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香港インディペンデント映画祭2021─
各監督プロフィール

ノーラ・ラム(林子穎)Nora Lam

[僕は屈しない|地厚天高|Lost in the fumes]

現在、香港で最も注目される女性新人監督。香港大学で比較文学・フランス語科卒業。2016年、雨傘運動に参加する若者たちを描いた『未竟之路』で長編デビュー。『私は屈しない』の後、短編劇映画を数本制作。その一つ、短編『4×4』は第15回大阪アジアン映画祭でも上映された。先日、香港のスター俳優チャップマン・トーに評価され、彼がプロデュースするオンライン配信のドラマの監督を務めると発表された。

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ルーサー・ン(伍立德)Luther Ng

[逆さま|対倒|Tete-Beche]

香港生まれ。オーストラリアのメルボルン理工大学、香港大学卒業。1998年から記者としてテレビ局に勤務、2014年の民主化デモを取材した際に警察の武力行使に遭遇してからは、積極的に報道の自由を守る活動をし、香港記者協会委員も務めた。香港でテレビ局の人権報道賞を3回受賞。2017年にはニューヨークでも表彰された。2016年には映画『逆立ち』制作のため、テレビ局での仕事を離れたが、その後、復帰し制作したニュース映像は、海外でも高く評価されている。

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アモス・ウィー(黃浩然)Amos Why

[逆向誘拐|Napping Kid]

現在、香港公開大学人文社会科学院で教鞭をとる。香港演芸学院(映像学科)、香港理工大学(マルチメディア科)、香港大学(心理学科)、香港中文大学(体育学科)を卒業。デビュー作「点対点」は香港アカデミー賞で新人監督賞と新人俳優賞をダブルノミネートされ、2015年大阪アジアン映画祭でも上映された。「4×4」では、ノーラ・ラムと共同監督を勤めた。

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サイモン・チュン(鍾德勝)Simon Chung

[あなたを思う|看見你便想念你|I miss you, when I see you]

カナダのヨーク大学映画学科卒業。1996年から香港でインディペンデント映画の制作を開始し、短編映画数本で国際映画祭で授賞し、注目を集める。ヴィンセント・チュイらと香港のインディペンデント映画を上映する配給団体「影意志」を立ち上げる。2005年、長編デビュー作『イノセント』は香港国際映画祭で世界初上映。その後、トロントの映画祭で最優秀映画賞を獲得。2作目「エンド・オブ・ラブ」は2009年ベルリン国際映画祭などで上映。

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カナス・リウ(廖潔雯)Kanas Liu

[私たちのやり方|用自己方式的時|The Time of Individual]
[仲間たち|手足|Comrade]
[試行錯誤|Trial and Error]
[見捨てない|缺一不可|No One Less]

香港の嶺南大学文化研究科卒業。監督作品に雨傘運動を記録した映画『義載』、『義載2』などがある。

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サム・ツァン(曾錦山)Sam Tsang

[誰も見捨てない|缺一不可|No One Less]

2005年にプロの映画制作コースを終了後、香港でインディペンデントのドキュメンタリー映画の制作を、作品は香港のテレビ局、TBSやPTSで紹介された。2019年から香港民主化デモに関するドキュメンタリー映画を、フィルムメーカーやメディアと共同製作した。

サム・イップ(葉兆聰)Sam Ip Siu Chung

[初めての夜|第一晚|Blue Hour]

2007年香港バプテスト大学卒業。専攻はテレビと映画。卒業してから助監督として活躍した。商業映画『盗聴犯 死のインサイダー取引2・3』、『誰がための日々』などに参加。

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イウ・ジョンホン(姚仲匡)Iu Chung Hong

[暴動の後、光復の前|暴動之後,光復之前|After the Riots, Before the Liberation]

香港中文大学の社会科学を卒業の後、マスコミ・キリスト教研究の修士課程を修了。香港の人権団体で働き、社会運動と映像製作に並行して携わっている。作品に、香港死刑廃止20周年を巡るドキュメンタリー映画(2013)がある。2015年には短編劇映画『自主時代』が香港フレッシュウェープ国際短編映画祭でスペシャルメンション賞。監督のほか、写真家でもあり、作品はロンドン・ローマ・アテネなどのギャラリーでも展示されている。

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ワイリー・チャン(陳惠沂)Wylie Chan

[レモン、牛乳|檸檬,牛奶|Lemon Milk]

香港アートスクールでデジタル映像と映画制作を専攻。卒業後、商業映画の現場に入り多くの映画で助監督をつとめる。ジョニー・トー監督の『単身男女2』、『香港、華麗オフィス・ライブ』、ハーマン・ヤオ監督の『ショック ウェイブ 爆弾処理班』に参加。

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チュウ・カーセン(朱家誠)Chu Ka-Shing

[尋ね人|尋人啟事|Missing]

香港バプテスト大学卒業。テレビと映画製作を専攻。卒業してからHKTVに務める。作品に『羊の本』など。

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チョウ・キンカン(周敬勤)Chow King Kan Kingston

[ホワイトナイト|天暗亦明|White Night]

大学で映画を選考し卒業したばかりの新鋭。卒業制作で作品『花糊』を完成。その後は組織に属さずに、フリーランンスで映画を撮ることによって人生の意味を見つけ出そうとしている。香港の現状は決して明るくないが、自分の能力ができる範囲内で努力し、暗いトンネルの後には、必ず明るい光が差すという信念を持って活動している。

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ジョミン・チャン(陳寶雯)Jomin Chan

[ラブレター|和你寫一封情書|Loves, with Love]

香港演芸学院映像学科卒業(プロデュース専攻)。現在は様々なジャンルのテーマを題材とした映画のプロデュースに取り組んでいる。『ラブレター』は初めて監督した短編映画で、作品を通じて観客に明るい感動を与えられたらと考えている。本作は香港人に送るラブレターでもあり、自分を信じ、守りたいものを守ることに奮闘しようというメッセージを込めて制作したという。

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フィッシャー(陳志昇)Fisher 

[1944年の秋|四四年秋|Days of Fall]

香港シティ大学クリエイティブ・メディア学科卒業。卒業後、広告制作会社に入社したが、その後、映画脚本家として生計を立てる。現在はフリーの監督、脚本家として、多くの映画とテレビの企画に携わっている。

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ジェイソン・イウ(姚敏堃)Yiu Man Kwan Jason

[町へ出よう|出去|Going Out]


2009年、香港理工大学マルチメディアデザイン科を最優秀の成績で卒業。その後は、フリーでマルチメディアアートやコマーシャル作品を制作。2010年には、『カメラガン』で香港短編映画祭でスペシャルメンション賞受賞。

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